辰巳工業 宝人さがし その11

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宝人(たからびと)さがしとは

代表取締役会長 辰巳施智子がお送りする辰巳メンバーのとっておきのお話です。様々なものをご用意しています。
不定期更新となっていますので、たまにお読みいただけたら嬉しいです。               「歴史は繰り返す」 (2020/08/25版 )

「歴史は繰り返す」

毎日暑い日が続いております。

今回はホットなところで新人宝人をご紹介いたします。

新人というと若々しい語感がしますが、オジサマ新人です。

昨年10月から辰巳工業は、金型事業部を発足させました。

事業部には金型一筋50年という職人さんをはじめ10名が、移籍してきました。その中の一人が久木田さん。一見頑固者のように見えるお顔でもとてもシャイなオジサマです。顔に似合わず、笑顔が可愛くお菓子が好きときています。辰巳工業は来客が多い会社で、おやつのお菓子が、沢山あります。(ここの所コロナで少しになりましたが…)いつも食堂に並んでいるお菓子をこの上なく嬉しそうに眺めて、好みのものをルンルン気分で職場にもって帰ります。聞くところによると職場にはクキチャンカレンダーがありお菓子の日には○印がつくそうです。仕事は 金型仕上げですが、ペンキ塗りも得意で、仕事の合間に、古いキュービクル、階段、はたまた塀まできれいに塗り上げました。ただただびっくりするばかりです。金型チームは全員そろって辰巳工業に入社したので、チームワークは抜群、全員協力です。

 お盆休み明けに、取締役の伊藤さんから、こんな報告がありました。「盆休みの土曜日に会社に用事があって、来ていたのですが、金型事業部に誰か来ていました。よく見ると久木田さん。」理由を聞くと「この暑さで、花壇がかわいそうなので、水やりにきました。」とのことでした。どうも数日来ていたようです。伊藤さんは感動していました。私は「さあ、これからスタートする美化環境委員会花壇部にスカウトしようかな」と思いながら、話を聞いていると、伊藤さんの若かりし頃の一場面が浮かび上がってきました。あれは20年位前の大晦日でした。私は、会社の2階事務所で、事務整理をしていると現場からなにやらコトコトと音がしてきたのです。多少怖いものの、確かめに下りて行ったところ伊藤さんが機械の修理をしているではありませんか。驚きました。感動しました。この時の私の感動と同じものを今伊藤さんが、味わっていると思うと感慨深いものがあります。

 まさに、「歴史は繰り返す」とはこの事かと思いました。

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